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2006年12月11日 |
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ハーバード大学教授から下北沢へのメッセージ
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ハーバード大学大学院デザイン学部のピーター・ロウ教授から、下北沢に関する論文が寄せられました。
日本の都市計画が抱える共通課題や下北沢の問題について示唆に富んだメッセージになっています。ロウ教授は、2005年7月と10月に来日され、ハーバード大学の学生達と下北沢地区の代替案の一つを提案されています。
関連記事:
2005/7/10「ピーター・ロウ教授が下北沢を視察」
2006/2/24「下北沢駅周辺計画に対して多くのグループから
魅力的な提案がなされています」
[主なポイント]
1.日本の都市計画は、主に機能面が重視され、全国画一的な政策により社会基盤への投資が行われ続けた。そのために、土木や鉄道関係者の力が強く、国民の生活の質に関する議論はないがしろにされている。
2.日本では、街づくりの意思決定に市民の意見が反映されていない。それは、自治権を持った適切な規模の行政単位がないためである。米国では、3〜6万人単位の自治体が自律性を持って活動しており、市民運動の参加や抗議に対し真面目に対応してきた。世田谷区では市民の意見を反映したきめ細かい街づくりが出来ていない。
3.東京では、環境アセスメントや事業審査が充分に行われていないため、良好な公共空間に乏しい。しかし、一方で自然発生的にできた下北沢の街では、普通の公共空間とは違って、独自の強烈な地域アイデンティティーを持っている。
4.下北沢が特徴ある公共空間を守るためには、さらに多くの市民の行動と関係者間の話し合いが重要である、また、現行の計画とは異なった実現可能な代替案も重要である。最終的には、市民業務の権限と責任について、区より小さい行政単位への大幅な権限委譲が求められている。
[解 説]
今の下北沢問題に当てはめて考えると、米国では小さい行政単位の自治体が権限を持って市民の意見と向き合ってきたのと対照的に、現在の世田谷区の行政が、規模の問題もあるにせよ、誠実に市民の意見に対応していないところが問題です。下北沢地区では全国的にも例を見ないほど市民の意見が強く発信されていますが、殆ど実際のまちづくりに反映されてきませんでした。ロウ教授の意見を参考にし、今こそ具体的な代替案などを軸に、市民の声を区行政にしっかりと反映させ、下北沢の持つ価値としてのヒューマンスケール、路地空間、回遊性などの保全と発展のために、関係者全体で力を合わせなくてはいけない時であると思います。
下北沢フォーラム代表 小林正美
ピーター・ロウ教授の論文(和訳) PDF108KB
ピーター・ロウ教授の論文(英語) PDF 38KB
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2006年12月5日 |
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シモキタを守れ “まち壊し”の世田谷区に怒り
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「読売ウイークリー」(06・11・26日号)の記事「シモキタを守れ "まち壊し"の世田谷区に怒り」をアップします。
記事では、10月18日の世田谷区都市計画審議会の報告をはじめ、下北沢でのこれまでの経緯をレポート。賛成意見書用紙が「見本として1枚」ということではなく、商店会に配布されていたことを証言入りで検証。また、地元の多くの方たちが望む「地区計画」ではなかったことは、今後、世田谷区が事業決定をして用地買収を始めたとしても問題が残ることは明らかだという状況を報告しています。【記事本文PDF】
これまで、このホームページでも重ねてお伝えしてきましたが、世田谷区が「私は、下北沢駅周辺地区計画に賛成です。」と印刷した「賛成意見書用紙」を作ったことは、真摯にまちづくりに取り組もうと意見を伝えてきた市民をないがしろにする象徴的な事件だと思います。
記事では、短い原稿でお伝えしきれなかったこともあり、ここで、記事の背景を詳しく記述して「賛成意見書用紙」問題を整理させていただきます。
*世田谷区は、この意見書用紙を作ったことは区議会、都市計画審議会で認め、その理由を下記のように説明しています。【第42回世田谷区都市計画審議会 議事概略メモ】
理由 1)意見書の書き方を頼まれたので 2)1枚だけ 3)賛成団体に渡した
記事のなかで紹介した商店会役員の方のご発言は、理由1)2)3)ともに否定されたことを確認させていただいたものです。
「世田谷区が説明会をするから集まってくれっていうので行ったのよ。その日はお祭りの集まりもあったから六人しか行けなかったんだけどね。生活拠点整備課長と部下の人が印刷物を数十枚配ってたよ」
その後、記事をご覧になった生活拠点整備課長からお電話をいただきましたが、「配っていないが、渡した」という言い方で、1枚ではなく用紙をもっていったことを認めておられました。
また、別の商店会でも、「組合員には賛成、反対両方の人がいるので、世田谷区の担当者がもってきた賛成と印刷された意見書用紙は配布を見合わせた」との判断をされたと伺いました。さらに、ほかの商店会も、「世田谷区に意見書の書き方なんて教えてくれと要望したことなんてありません。うちの商店会では、あの意見書用紙の配布はしませんでした」とのこと。やはり、理由1)2)3)ともに成立しないようでした。
世田谷区の重要な過ちは、商店会を「賛成団体」と認識されてきたことです。そのことを商店会の方たちが否定されているわけです。
実は、この記事が、「Save the下北沢」「下北沢商業者協議会」「まもれシモキタ! 行政訴訟の会」が、賛成意見誘導意見書問題についての調査を請願したことで開かれた世田谷区議会都市計画委員会で、請願者より資料として提出されたところ、自民党の小畑敏雄区議より、「根も葉もない話だ」とされました。
委員会でのやりとりは、「下北沢商業者協議会http://www.shimokita-sk.org/
に詳細がアップされています。小畑区議のご発言は公の場での看過できないものとして、筆者より文書を送らせていただきました。【手紙本文PDF】 その後、「読売ウイークリー」編集部にも、私へもご返答はいただいておりません。
調査請願は否決されましたが、調査をするまでもなく、上記のような事実があるのです。
11月30日には世田谷区区議会で「行政110番」の大庭正明区議からも、記事についていくつかのご指摘をいただきました。「幅員が26mと言ってもクルマが通るのは片側一車線の9メートル幅のみで、かつ両脇には広い歩道ができること」が書かれていないゆえにフェアな報道ではないとのこと。どうしても週刊誌の記事は短くせざるを得ない中に、お伝えできないこともでてきます。「行政改革110番」を名乗る区議が、まさに行政の問題の本質にはまったく触れておられません。
「ゆったりとした歩道がある道路」は、なかなか素敵かもしれません。ただし、それを特色ある下北沢の街を壊して多額の税金を使ってまで造るべきものかどうかは、別の問題です。
「賛成意見書問題」は、市民からの提案に聞く耳を持たなかった世田谷区を象徴しています。
今回の地区計画に大きな問題が含まれていることは、「下北沢フォーラム」でもさまざまなかたちで指摘をし、外部の専門家の皆さまからも意見をいただいてまいりました。アンケート結果からも、7割の方が道路に反対しておられることもわかっています。記事にも書きましたように、地区計画は地元の方が望んでこそできるものです。そうした市民の声を聞かずに、強引に押し切ろうとしている世田谷区の姿勢が、今回の「誘導意見書問題」そのものなのではないでしょうか。
記事ではお一人の地主の方の声しかご紹介いたしませんでしたが、取材をしたかぎり、地権者の方たちに反対している方が少なくないこともまぎれもない事実です。
地区計画を見直すことで小田急線の地下化工事が遅れることはありません
下北沢の地区計画は、ほんとうに、地元の方たちとの真摯な話し合いなく成立してしまいました。世田谷区が「住民の意見を聞いた」という根拠にされるアリバイのような立場を引き受けてこられた「街づくり懇談会」の委員の方たちからは、長年、関わっていらしたことで、もはや疲れた、たとえ代替案がよいものだったとして検討する気になれなかったとのお話しも伺いました。それも、然もありなんとご同情申し上げます。長い年月がかかって、なかなか解決してこなかったことは残念です。また、街の方たちからも「小田急線の地下化が遅れるようなことがあっては困るので、やむをえないのではないか」という声も聞きました。しかし、それは地区計画とは別個に進められており、完成は7年後です。見直しの時間はあるのではないでしょうか。
下北沢がどうなっていくのか、未来は、これからの方たちのためのものです。
およそ2年間、下北沢フォーラムでも代替案の検討など、具体的な提案も含めて意見交換を望んできましたが、「もはや後戻りできない」ということが世田谷区の姿勢でした。今、ここで立ち止まらずに事業を進めたことで、今後、地元ではさらなる混乱が招かれるのではないか、将来にわたる禍根を残すのではないかと、私どもは心から心配しています。
(文責:高橋ユリカ ジャーナリスト・下北沢フォーラム世話人)
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2006年10月20日 |
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「都市計画審議会」が世田谷区の誘導意見書問題を認めつつ強行採決!
同日、東京都が「補助54号線および街路10号」を
認可!
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すでに10月19日の新聞各紙朝刊で報道されていますが、18日に開催された世田谷区都市計画審議会において、諮問されていた下北沢駅前周辺地区地区計画は、出席委員14名中、賛成9名・反対5名で承認されました。(民主党の稲垣区議は、退席して採決に不参加)
これから、下北沢では、何年にもわたる工事が始まることになります。そして、決して元に戻すことのできないかたちで街を壊してしまう現在の地区計画案を、このようなかたちで納得できないまま、諮問機関である都市計画審議会が承認してしまったことを、ほんとうに残念だと思います。
冒頭、中里区議(共産党)より、審議に入るまえに誘導意見書問題についての真相究明が先決との提議がありましたが、審議は始められました。3時間半に及んだ審議の中、「意見書」問題には半分以上の時間を費やすことになりました。「区としては配布していない」という回答が重ねられました。
しかし、実際に、「下北沢フォーラム」のメンバーは、商店会の方から、「世田谷区の辻さんたちが説明にきて配布した」と伺って現物を入手し、このサイトにもアップしています。決して、「見本として1枚を代表に手渡したもの」ではないことを知っている者としては、「世田谷区が配布したかどうかはわからない」問題として扱われ続けていることに驚きを禁じえません。
有識者である後藤委員(早稲田大学)からも、「この意見書を認めてしまっては瑕疵がでる」と採決については反対意見が表明されました。阿部委員(東京農業大学)、竹村区議(生活者ネット)、稲垣区議(民主党)からも「意見書」の問題が大きいと発言がありましたが、民主党の稲垣区議は、「反対はできない」と議決時に退席。増田区議(公明党)、大場区議(自民党)、宍戸区議(自民党)が強く、採決賛成の発言を繰り返しました。新川区議は自民党ですが、意見書には問題があると指摘されました。
このまま採決をしては「審議会の汚点になる」「悔恨を残す」「世田谷区の不備を認めることになる」などの意見がでるなか、採決は強行されました。まさに、「良識ない世田谷区」を認めた「良識ない審議会」となってしまいました。
東郷会長は、採決を急ぎながら、その後に、「今後の問題ということにして」ご自身の意見を述べられましたが、なんら、「良識ない採決と、審議会」の汚名を払拭することにはならないでしょう。
「世田谷区が配布したものではない」という説明を鵜呑みした上での採決でしたが、ご自身は、そうは思っておられないというご発言でもありました。明らかに世田谷区の説明が虚偽であることがわかった「今後」、審議会はどのような責任をとるのでしょうか?
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東郷 さきほどから色々ご議論があったなかで、基本的に、わたしは、世田谷はほかの都市にくらべれば先進的にやってきたという自負があります。しかし、今回の下北沢の案件については、率直に申し上げて、手続きの面で、区側の運営が適切なものであったかどうかについては疑問がある。
意見書用紙を見たときに、これはしまったというのが率直な意見。これは公務員の公平とか公正という行政の中立から言って疑問を呈するところです。これは、今後の問題として率直に言って、賛成者の方にメモを渡すかどうかは別問題として、行政側がそうすることで、相手がわからないということでは、賛否両方、例示をしないのであれば、いけない。今後、非常に多くの地元での協議など無数に問題があるようななかで、今後も、特定の方向に誘導が行われることがあれば、由々しいことになると思います。公務員としての公正中立という立場から、街づくりに携わっていただきたい。これからは、そういうことはわからないということではなく、世田谷の都市づくりの問題にでてくる。公務員として努力をしていただきたい。これまで、世田谷が都市づくり先進的な役割やモデルを果たしてきたのだが・・・
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地区計画の内容に問題があることについては、これまでも、再三、多くの専門家から指摘があり、下北沢フォーラムでは、その旨を発表してきました。17条意見書でも、東工大の中井教授の意見書をはじめ、地区計画そのものの問題と、手続きの問題の双方について区長あてに意見書が提出されています。(「下北沢駅周辺地区地区計画」に対する都市計画法第17条に基づく意見書 中井検裕)
これほど多くの専門家の指摘を無視する世田谷区の行いは無謀です。
(下北沢シンポジウムVol.2「シモキタらしさを守り育てる」)
また、あまりにも世田谷区の発言には虚偽が多いことは大きな問題です。世田谷区は、繰り返し、市民団体と話しあったと発言していますが、「下北沢フォーラム」は、一度も意見交換をさせていただいたことがありません。安水部長らの言い分を聞かされたことはありますが、意見交換ではありませんでした。これら、以下に、虚偽発言および問題を指摘している発言抜書きします。議事録概略メモの全文は、こちらです↓
【第42回世田谷区都市計画審議会 議事概略メモ】
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平谷助役 見直しや反対についてのグループでは、代案を考えた大学の先生たちのグループとはさまざまに意見交換等をさせていただいてきました。
(注:下北沢フォーラムは市民代替案について区側と意見交換を希望してきましたが、実現したことはありません! 虚偽の報告がされています)
代表者からは意見の書き方がわからないということで、代表者にお渡ししたもので、区が配布したということは一切ございません。行政にかかわることにつきまして、丁寧な説明をこころがけております。代表者からの要望ということでの対応をした。
安水 賛成団体の方から聞かれたので。
(注:賛成団体とはどのような意味だろうか? 街づくり懇談会に出席する団体の一部の方が賛成ということはあっても、それは、団体そのものが賛成しているということではないと、商店会の方から伺っている。ましてや、町内会の代表が参加していたとしても、それが町内会の会合で諮られたものではない。要望があってということではないと聞いている)
村木 どうして、反対者の意見を反映させながら長い経緯のなかでネゴシエーションができなかったのだろうか。
安水 道路等についての反対が多く、街づくり計画そのものについて意見はでてきていなかった。
(注:下北沢フォーラムは、地元団体から提案されていた複数の代替案および、慶応大学・明治大学・ハーバード大学大学院学生による代替案などを参考に、専門家と市民によるシャレットワークショップを行い、市民代替案をつくり世田谷区に提案している。また、この市民代替案は、3名の東京大学教授をはじめ20数名の専門家から支持をえている)
中里 どういう意見書があがってきたのか、直接、われわれが見せていただきたいということ、正確な数を示していただかないと判断できない。
(注:16条の意見書について、情報公開でやっとわかったことは、賛成意見129通のうち印刷物への署名ではない意見書は、たった5通しかなかった。そのうち、3通は、下北沢フォーラムから配布された意見書用紙でした。下北沢フォーラムは、地元住民に、自由に意見を書いていただける用紙を配布した。今回、17条意見書についても内訳の細かい数字が発表されていない)
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2006年10月12日 |
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緊急のお知らせです!
16条意見書でも、「私は、地区計画原案に賛成します。」の誘導文書配布
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※クリックで拡大表示できます。 |
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2006年10月7日 |
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海外からも評価される街〜下北沢
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●10月1日、「ニューヨーク・タイムズ」(翌日には「ヘラルド・トリビューン」アジア版にも)に記事が出ました
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【流行の最先端スポットが「道」で壊される】
「流行の古着屋、ライブハウス、安いラーメン屋などが集まる下北沢はアジアの中でも流行の最先端をいく若者文化の中心地としてグリニッチ・ビレッジに比することができる。」
「下北沢は、学生や若い労働者が、迷宮のような狭い路地や通りを始終歩き回るけれども、あたりは住み心地のいい人気のある住宅街でもある。 一軒家や低層ビルを改築したようなたくさんの小さな店は、太平洋を渡ってきたカウンター・カルチャーを思い起こさせるような名前がついている。ヴィレッジ・バンガード、ハイト・アシュベリー、モジョ・ライジング、という具合だ。 しかし、この躍動的な地区の中心地に、大きな影が忍び寄っている。4年後、区役所は下北沢を真っ二つに分断する81フィートもある道路を造ろうとしているのだ。」
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この文頭に続き、「世田谷区は大きな反対があり、代替案提示があるにも拘わらず、賑わいのある街を二分してしまう道路を造る計画をやめない」という内容での報道になっています。
全文は、こちらから読んでいただくことができます。下北沢の街の紹介、インタビュー、問題の現状などに加えて、いくつかの視点が整理して書かれています。→ http://www.iht.com/articles/2006/10/02/news/tokyo.php
(表示されたウィンドウ左したのARTICLE TOOLS欄内のPRINT PAGEをクリックしてください。)
「ニューヨークからブカレストまで都市では、もはや街を貫通する道路を造ることには疑義があることとされている。しかし、東京では、何十年ものあいだ川や堀を高速道路で覆い、瓦屋根の家々の代わりになんの特色もないコンクリートのビルを建ててしまったあげく、やっとのことで社会的コストも考えるようになったところだ」とのこと。続けて、慶応大学の石川幹子教授が、「日本は、これまで都市の文化的価値をきちんと考えてこなかった」と述べています。
ブカレストといえば、東欧ルーマニアで経済的には非常に苦しい国の首都ですから、東京が世界の中でも、「都市」の文化的意義について考えない珍しい国だと揶揄されていると読み取れます。
「道路に賛成する人も反対する人も、異口同音に言っているのが、これは、いわゆる"道路族"の仕業だということだ。公共事業を選挙に勝つために利用する政治家がおり、彼らは建設がらみの寄付金で選挙運動をしようとしている」 「日本政府は15兆4000億円を毎年道路建設に使っている。道路は、今でも、日本政治の王様のなかの王様だ」と、法政大学の五十嵐敬喜教授の言葉が紹介されよれ、「道路建設をもっとも支持しているのは、熊本世田谷区長である。彼は、記者のインタビュー申し込みを道路問題を語りたくないと断った」と、一刀両断です。
下北沢での課題は、シモキタだけの問題ではないということが明確に書かれた記事でした。
この記事を書いた東京支局のマーティン・ファクラー記者は、音楽が好きで中古CDショップのために休日に下北沢に訪れ、道路問題を知ったそうです。
「ニューヨークの人たちは道路が街を壊すという問題に敏感です。1960年代に、"クロス・ブロンクス高速道路"が大きな問題になりました。街の真ん中を大きな道路が通ったことで街がメチャメチャになったのです。その問題をきっかけに、NYでは、街を壊してまで道路を造ることはしない、という意識が育ったのです」とのこと。
下北沢を、ニューヨークでも味わいある文化の街として有名な「グリニッチ・ビレッジ」にたとえていただいての記事。なかなか、日本人にとって、世田谷区・東京都にとって辛らつな内容だったのではないでしょうか。
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| Y.T. |
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2006年10月7日 |
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ドイツの著名な都市計画家 トマス・ジーバースさんも下北沢を訪れました
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昨年のブラジル・クリチバからのジャイメ・レルネルさん、ハーバード大、今年になっての「アーバン・タイフーン」での各国から、そして、今も引き続き、下北沢には海外からのお客様が途絶えません。9月末には、ドイツから、著名な都市計画家のトマス・ジーバーツさんが視察にいらっしゃりました。かつてのドイツを代表する工業地帯ルールの再生計画・エムシャ・パークなどでも腕を振るった都市計画家の目にも、下北沢は大変に歩くのが楽しい、興味深い街だとの感想をいただきました。
今回の来訪は、トマスさんの著書「都市田園計画の展望―『間にある都市の思想』」(学芸出版社)を蓑原敬さんが監修・翻訳をしたことをきっかけに、シモキタファンを自認してくださる、日本を代表する都市計画家である蓑原さんがお誘いしたもの。
下北沢によくある、一軒家を工夫して改装した独特の店を面白がっての散策。北沢川緑道にまで足をのばし、周囲にさまざまな種類の住宅が隣りあってある様子をもって、「これは、理想的な街だ。たとえば高級住宅だけが固まってあるような街よりも、色々な住宅が一緒に存在できるのは、いい社会なのだ」と、強調。下北沢が文化的な街であるという面白さだけではなく、世界的に見ても手本となるような地区であると指摘されました。
代替案についても熱心に目を通していただきました。もしも、道路を造るとしても、せめて街の真ん中ではない方法があるというハーバード大大学院からの提案に「これは、現実的なのではないか」というご意見もいただきました。
「トマスさんは、10月2日に東京大学で行われたシンポジウム「持続可能な都市田園空間の再生」に出席するために来日されていました。
http://csur.t.u-tokyo.ac.jp/urban-rural/
このシンポジウムには、新潟市長の篠田昭さんも参加されていましたが、篠田さんは新潟日報編集委員から、街づくりをしてきたグループなど市民派の皆さんに推されて市長になられた方です。
新潟市では、篠田さんが市長になったことで、積極的に職員の意識改革が行われ、蓑原さんを都市計画の顧問に迎えて、新しい時代と現実に沿った都市計画を進めることになりました。
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2006年9月26日 |
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重要なお知らせと緊急のお願い
東京都にも意見書を提出してください!
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【重要なお知らせ】
当ホームページ9月18日付けの世田谷区への【「都市計画原案」に対する意見書】の提出先に誤りがあることが分かりました。下記にお詫びして訂正させていただきます。誤った提出先である都市生活拠点整備担当には当フォーラムからも転送を依頼致しますが転送されるかどうかは保証の限りでは在りませんので、すでに送ってくださった方には大変申し訳ありませんが、下記宛先に再度提出下さいますようお願い致します。
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都市整備部 都市計画課
FAX 03−5432−3023
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【緊急のお願い】
驚くべきことに、世田谷区の期間を同じくして東京都の都市計画審議会も29日(金)を期限に、意見の縦覧を行っていることが分かりました。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h18/topi019.htm
専門家集団の当「下北沢フォーラム」でさえ、こうしたことが行われていることに気づいたのが今なのですから、どれだけの都民が気づくだろうかと呆れています。
審議内容は、北沢二丁目ほかの用途変更に関するもので、300%の容積が500%に緩和され、大きなビルがますます建ち易くなる条件に変更しようというものです。内容もさるものながら、この件について、地区内でまともな説明会や話し合いが行われた記憶はありません。このような重要な事項が住民の合意無しに次々に決められていくことに、私たちはストップをかけなければいけないと思います。
あまりに、告知期間も少なく、いきなりという様相ですが、世田谷区への意見書の文頭を変更・書き足して二通をそれぞれに送っていただくようお願いします。
●文頭
「東京都都市計画・用途地域・世田谷区北沢二丁目ほか各地内計画」案に反対します。
●文案の例
私は下記の理由で、「世田谷区・下北沢周辺地区地区計画」案に反対をしています。用途地域の変更内容は世田谷区の地区計画案に沿ったものですので、東京都の都市計画案にも同様な理由で反対します。さらに、10月に予定されている世田谷都市計画審議会で同意が得られるか分からない状況で、この事案について縦覧意見を求めていることにも疑義があります。
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提出期限: 平成18年9月29日(金)必着
提出方法:
・住所、氏名及び意見を提出する都市計画の案の名称を記載して下さ い。
・送付(必着)又は持参により提出して下さい。(ファックスは受け付け ていません。)
提出先:
〒163−8001 新宿区西新宿2−8−1
(都庁第二本庁舎21階北側)
都市整備局都市づくり政策部都市計画課計画監理係
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【お願い】
世田谷区への意見書提出と同様、差し支えなければ東京都に送付すると同時に下北沢フォーラムにもお送りください。
FAX: 03-3418-7800
なお、詳しいことは、こちらをご覧ください。
下北沢フォーラム通信 第8号(PDF 7.19MB)
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2006年9月18日 |
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世田谷区生活拠点整備担当部が、「賛成」意見書を一部住民に配布。
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※クリックで拡大表示できます。 |
7月26日の都市計画審議会で、反対意見のそれぞれについて数の公表さえしなかった世田谷区は、今度は、「賛成」意見書集めに自ら奔走しています。
広く区民の意見を求めている筈の世田谷区が、自らが推進する計画に賛成する住民だけを対象に、「計画に賛成です。」と書かれたファックス用紙まで用意して配布して回っています。
このような暴挙を許して良い筈はありません。
まず、皆さん一人一人の意見を9月29日(金)までに、世田谷区に届けましょう。
提出方法はこちら
参考資料:
「私は、賛成です」と印刷した意見書用紙の配布は、広く住民の声を聞く耳をもってこなかった世田谷区の姿勢の集大成と見えます。ここに至るまでの世田谷区の対応をまとめてみました。
「下北沢駅周辺地区・地区計画」〜世田谷区の対応について
専門家グループを代表してくださっていた蓑原敬さんから意見書が届きました。
都市計画法第17条に基づく「下北沢駅周辺地区地区計画」への意見
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2006年9月18日 |
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「地区計画原案」に対する意見書を9月29日(金)までに提出しましょう!世田谷区に直接意見を伝え、都市計画審議委員に読んでいただく機会です。
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「地区計画原案」に対する世田谷区民の意見書提出期限(都市計画法第17条に基づく縦覧)が9月29日に迫っています。
6月26日に締め切った地区計画対象地域住民を対象とした意見書提出(都市計画法第16条に基づく縦覧)の結果は、7月26日に開催された都市計画審議会において報告されましたが、住民が送った意見書をありのままには紹介せず、区のフィルターで集約した結果を機械的に報告したのみでした。反対意見が非常に多く提出されたにも拘わらず、世田谷区はそれらを一部の意見としか取り扱わず、実質的に黙殺しています。
さらに世田谷区は、住民意見を無視し続けたまま、計画を進めるために行政手続きを進めています。しかも、それらの手続きの多くは、進めていること自体さえ開示せずに行われています。
都市計画法第17条に基づく縦覧期間終了が9月29日(金)に迫っています。この期間は、世田谷区民が意見書を世田谷区に対して提出できる期間です。
まず、皆さん一人一人の意見を9月29日(金)までに世田谷区に提出してください。
●区への意見の出し方
意見提出期限の9月29日(金)までに、直接窓口かFAX、郵送にて送ってください。
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都市整備部 都市計画課
FAX 03−5432−3023
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(提出先9月26日訂正)
【お願い】
本来、世田谷区は都市計画審議会委員に皆さんが送られた意見書の写しをそのまま配布すべきであると思います。しかし、前回の都市計画審議会に際してはそれをしませんでした。よって、よろしければ、当フォーラムから写しを都市計画審議委員・区議会議員の皆様に直接提出させていただきますので、世田谷区に送付すると同時に下北沢フォーラムにもお送りください。
FAX: 03-3418-7800
なお、詳しいことは、こちらをご覧ください。
下北沢フォーラム通信 第8号(PDF 7.19MB)
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2006年9月3日 |
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世田谷区が都市計画道路「補助54号線」と都市計画街路「10号線」の事業認可申請書を東京都に提出。
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世田谷区が7月末に、都市計画道路「補助54号線」と都市計画街路「10号線」の事業認可申請書を東京都に提出していることが判明しました。
当下北沢フォーラムが昨年11月に実施した住民と商業者アンケートで、約6割もの住民と商業者が、大規模道路整備については“不必要”と回答しています。また、多くの団体が事業の見直しを訴えて運動しており、たくさんの著名な都市計画の専門家からもこの計画に反対する“緊急アピール”がなされているにも拘わらず、世田谷区は区民にさえ事前公表することなく東京都に対して申請を行いました。また、9月3日現在、世田谷区は街づくりニュースでもホームページでも、今回の申請について分かりやすく公表していません。
(世田谷区ホームページの「下北沢周辺地区街づくり」はこちら)
この事実は、世田谷区と世田谷区長は、区民に対して説明責任を全く果たしていないことを示しています。
「知らしむなかれ、依らしむべし」ということでしょうか?
当下北沢フォーラムは、8月18日に世田谷区長に宛てて以下の要望書を世田谷区に提出しました。
同時に、東京都知事にも要望書を提出しました。
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<要望>
私たち「下北沢フォーラム」は3月31日付けで貴殿宛に「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の撤回を求める要望書」を提出し、都市計画道路「補助54号線」と「下北沢駅周辺地区・地区計画素案」の意志決定プロセスに大きな問題を孕んでいることを指摘したうえで、事業認可申請の見送りを求めるとともに、今後の計画の見直しを要望いたしました。
それにも拘らず、世田谷区は5月に「下北沢駅周辺地区・地区計画(原案)」を発表し、都市計画法第16条に基づく住民説明会を強行しました。さらに都市計画審議会を開催しましたが、「下北沢フォーラム」はいずれをも傍聴した結果、説明会・審議会の実態は極めて形式的な内容であり、故に区民のコンセンサスを十分に獲得しているとは言い難い状況にあると判断致します。この状況に加え、7月末に区民に対して一切説明することなく、東京都に対して都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請を行ったことは、まさしく区民に対する背信行為と言えます。「下北沢フォーラム」は、このような世田谷区及び貴殿の姿勢に対して遺憾の意を表明し、ここに改めて事業認可申請の撤回と今後の計画の見直しを強く要求致します。
区民に対して説明責任のある行動と、全国的に先進的な街づくりで有名な世田谷区の区長の名に恥じぬ貴殿のご英断を要望致します。
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参考資料:
世田谷区長宛て「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の撤回を求める要望書」
東京都知事宛て「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の見送りを求める要望書(再提出分)」
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